業界を知る 建設コンサルタントとは?
「建設コンサルタント」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?「何かを建てるのだろうか」「誰かの相談を受けるのだろうか」…ふんわりとしたイメージはあっても、私たちの仕事はあまり具体的には知られていないかもしれません。
しかし、建設コンサルタントの仕事は、みなさんの日常生活ととても深い関わりがあります。例えば移動中に通る道路・橋・トンネル、自然災害や事故などからみなさんを守るための防災・安全施設、快適な生活環境をつくるための都市計画や街づくり、生活を支えるライフライン・社会基盤などが総合建設コンサルタントの対応分野です。
私たち千代田コンサルタントは、これらすべての企画・調査・計画・設計・施工管理(※)を自らの仕事としています。
※工事を除きます。
分野を知る 例えばこんなところで
橋梁
谷間や川で隔たった場所を渡し、都市内では高架で交通を円滑にする橋梁(橋)は、鉄道や道路の機能を支える重要な構造物。自然災害に強く、維持管理のしやすい橋梁を実現するために、最新技術と培ってきた知見を活かしています。
トンネル・地下構造物
環境保全、土地の有効活用といった観点から、トンネルや地下構造物の重要性は近年、高まっています。計画・設計から維持補修管理までの豊富な実績を技術サービスに活かし、環境にやさしい地下空間の開発を実現します。
道路
人・物・情報を通わせ、地域を結び、物流で経済を支える道路は、重要な社会資本の一つです。私たちには道路に関する豊富な経験と技術があり、それらを活かして今後も安心・安全で快適な「道づくり」に取り組んでいきます。
インフラ保全
高度経済成長期から半世紀が経過し、当時整備された構造物の耐用年数が満期に近づいています。これからのインフラは今あるものを大事に手入れし有効活用することが重要です。私たちは、補修・補強設計の専門家でもあります。
下水道
都市の静脈とも言える下水道、生活の潤いであり治水の問題を抱える河川、いずれも生活に欠かせないものです。私たちはそれぞれの専門家としてだけでなく社会・自然環境への課題にも目を向け、総合的視点で提案していきます。
防災・減災・災害復興支援
災害に強い国づくり・街づくりは、現在の日本にとって優先すべき課題です。私たちは、東日本大震災における教訓を活かし、そこで培った経験・実績を活かした総合防災技術を安心・安全な未来のために普及させていきます。
河川
安心・安全な社会づくりのための治水にとどまらず、地域の風土や文化、自然と生物等の保全・共生、潤いのある水辺空間の創出など快適で豊かな暮らしを実現する提案を行っています。
シティプランニング
街づくりには、さまざまな立場の人たちとビジョンを共有し、意見を出し合って合意形成していく協働のステップが不可欠です。私たちは、この分野の専門家として、地域のみなさんの声を聴き、その想いを具現化します。
コミュニテイデザイン
地域づくりで重要なのは、地域に関わる多様な立場の人たちが協調する合意形成です。私たちはその専門家として、地域の皆様の声に耳を澄ませ、一緒にその思いを地域に描いていきます。
みどりと環境
環境問題解決への社会的要請が高まる今、私たちは、数々の環境アセスメントの実績により培った技術を活かし、環境保全や自然との共生に取り組み、持続可能な社会づくりを目指します。
建築
一級建築士事務所として、建築物の計画・調査・設計・工事監理に携わっています。建設コンサルタントとしての知見と建築業の視点を「街づくり」に活かしていきます。
発注者支援・施工管理
調査・設計、構造物の構築・供用、維持管理まで、現場の最前線で発注者を支援します。また、環境や住民への配慮を十分に行い、安全性・効率性・経済性を第一に考えた施工を遂行します。
新たな取り組み
農業土木、エネルギー分野など100年企業を目指してあらたな取り組みに邁進していきます。
幅広い分野のひとつひとつに
深く関わっています
千代田コンサルタントは、「総合」建設コンサルタント。ですから、橋やトンネル、道路など実際形あるものを建設する分野から景観や防災といったプランニングを主とした分野まで幅広く関わっています。さらに私たちは、ひとつの分野の調査・計画・設計・施工管理をまるごと担当できる一貫体制を備えています。それぞれの工程に、豊富な専門知識と高度な技術を持ったエキスパートが関わり、チームで情報共有しながら、プロジェクトを完成へと導いていきます。
建設コンサルタントに
求められること
建設コンサルタントは、国や地方自治体(都道府県や市町村)、鉄道事業やまちづくり等に関連する独立行政法人、各高速道路会社や一般の民間事業者等から委託(発注)されて業務にあたります。その際、重要なのは、常に高度な知識・技術を提供する専門家であるために、業務に応じた技術士等の資格取得が不可欠だということ。そして、社会資本整備に関わることの重要性から、常に法律を遵守し「中立・公正」でなければならないということです。今後は、国や地方自治体等を支える技術パートナーとして、生活者のみなさんとの対話の機会や、一緒に将来の社会づくりについて考える場面が増えていくものと思われます。私たちは、これからますます建設コンサルタントが身近な存在となり、親しまれていくことを願っています。
新たな時代の社会づくりへ
これからの千代田コンサルタントは、政府が掲げる「国土の強靭化」を目標に、安心・安全な災害に強い国土・地域づくりに励み、多くの実績から培った総合防災技術を今後の予防・対策に役立てていきます。また、多様化・高度化する価値観や住まう人の要望に対応した新たな時代の社会環境・街づくり、活力ある地域づくりに取り組みます。さらに、効率的・効果的な事業推進を可能にするコンストラクション・マネジメント、海外事業、エネルギーなど注目の分野において、建設コンサルタントとしての技術や経験を活かし、持ち前の企画力・提案力・実行力を発揮していきたいと考えています。
技術を知る 業界のパイオニアとして
その開発・導入・発展に寄与してきました。
ディビダーク工法
コンクリート橋梁の架設工法の一種で、橋脚から左右にバランスを取りながら均等に橋桁を架設する「片持ち張出し式」の工法。仮設構造物が不要で資材を多く使わないという日本に適した利点があります。1950年、ドイツ・ディビダーク社が開発・導入して以来、多くの長大コンクリート橋梁の建設で採用されています。日本では千代田コンサルタントが、この工法の普及・発展に尽力してきました。
PC&PA工法
橋台と橋脚の側面に穴を開け、丈夫な鋼線(PC鋼線)を通して緊張するシンプルで施工が容易な工法です。また、PC鋼線でつながれた橋脚はそれぞれが引っ張り合い、支え合うため、高い耐震効果が期待できます。
MAC工法
橋を支えている部分を続けて使いながら、損傷している部分を取り替え、橋の延命化を図る技術です。施工の高い安全性を確保しながら、橋の耐久性や維持管理性も向上させることが可能。また、経済性の高さも魅力です
MAR工法
アーチリブという補強材を使用することで、既に使用されている橋の剛性(外からの力に対する強さ)を高めることができる工法です。その結果、橋の耐久性・耐震性が向上し、補強コストを節減することができます。
「橋」から広がる業務分野
千代田コンサルタントは、「橋」をきっかけに成長した企業であると言っても過言ではありません。ドイツのディビダーク工法を日本に初導入する際も、建設コンサルタントとしての街づくりをイメージしていました。私たちの事業は、「橋」を起点として、道路、トンネル、交通、水工(下水道・河川)、地域づくり、景観、環境へと発展していきました。今後も、時代のニーズを読み取りながら、総合建設コンサルタントとして対応分野を拡大していきます。
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会社を知る
インターンシップ
2024年夏季インターンシップを開催いたします!
2024年夏季インターンシップの募集を開始致しました。若手技術者の指導の下、技術コンサルティング業務が体験できます☆
詳細情報を【マイナビ2026】に掲載しておりますので、興味を持たれた方はエントリーをお願い致します。ご応募お待ちしております!
実習期間
2024年7月22日~2024年9月13日
実習時間
9時15分~ 17時30分(休憩1時間)
受入事業所
・神田オフィス(東京都千代田区)
-社会環境分野(まちづくり、都市再生、景観、建築、環境保全)
-国土保全分野(総合防災、震災復興、下水道、土質)
・西ヶ原オフィス(東京都北区)
-構造分野(橋梁、構造保全、鉄道、河川構造)
-交通分野(道路、交通、トンネル)
・東北支店(宮城県仙台市)道路、橋梁
・名古屋支店(愛知県名古屋市)道路、橋梁
・大阪支店(大阪府大阪市)道路、橋梁
・九州支店(福岡県福岡市)道路、橋梁
・鹿児島支店(鹿児島県鹿児島市)道路、橋梁
募集人数
各クール毎に1分野につき若干名
対象者
2026年3月卒業または大学院修了見込みの方自宅から受入事業所へ通勤可能な方
その他
報酬あり
交通費実費支給
傷害保険に加入できる方(費用は個人負担)
応募方法
以下のマイナビサイトより応募登録ください。
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